小説家として数々の賞を受賞され、児童文学や絵本など子ども向けの作品も数多く発表されている小手鞠るいさんから、絵本『まだかな まだかな』について、嬉しいメールをいただきました。
復刊、おめでとうございます!
うれしいニュースが続きますね。私も本当にとてもうれしいです。
この絵本には、のちの『はっぱせんせい』へもつながっていく
伊藤さんの木や葉や実への愛情があふれていますね。
でも、最後に木に咲くのは本である、というお話なんですよね。
22年も前の作品とは思えない、今、こういう時代だからこそ、
子どもたちにも大人たちにも読んで欲しい作品です。
私たちの地球はこの絵本を必要としている。そんな気がします。
小手鞠るい
小手鞠さんとのご縁は、2000年発行された童話『クラリンの猫まんま』(飛鳥新社)のイラストを、伊藤正道が描いたことから始まりました。アメリカのニューヨーク州在住ですが、帰国された時には個展にも来て下さいました。
その後、小手鞠さんの小説に伊藤正道が挿絵を描く連載が進められ、正道が亡くなった2年後の2014年に単行本として『ラブ・オールウェイズ』(祥伝社)が刊行されました。そのあと書きには優しさ溢れる追悼の文章を添えてくださいました。
小手鞠さんは、いまも応援し続けてくださいます。これからも伊藤正道の絵本について、時々コメントを寄せてくださるとのこと、とても楽しみです。ウッドストックの森の仕事場からメールが届きましたら、このブログで紹介させていただきますね。