富山県射水市の絵本館で原画展

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まだまだ先ですが、お知らせです。今年の5月29日~7月20日まで、富山県の射水市大島絵本館で、「伊藤正道絵本原画展」が開催されます。この絵本館とはご縁があり、2007年~2008年にかけて広報誌「絵本通信」の表紙を春夏秋冬4回、伊藤正道が描きました。今回は、『大きな古時計』を中心に『おじいちゃんと ぼく』と『まだかな まだかな』、復刊された3冊の絵本の原画が展示される予定です。近づきましたらまた詳しいお知らせをいたします。上の絵は「絵本通信」の2008年冬号、シロクマが氷に乗ってかっこよくサーフィン!下の3点は春、夏、秋号の表紙です。

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絵本通信2

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この絵本館では、開館した時から「おおしま国際手づくり絵本コンクール」を開催していて、今年で28回になります。ちょうど今年のチラシとポスターが届きましたので、ご案内いたします。募集期間(必着)は、5月7日(金)~5月14日(金)。応募資格はプロアマ問わず18歳以上です。一般の部の最優秀賞は書籍化されます!ぜひ皆さま、ご応募ください。詳細は絵本館へお問合せ、またはHPをご覧ください。Tel: 0766-52-6780  http://www.ehonkan.or.jp/

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今週は、月曜日が大雨、一昨日と昨日はものすごい強風で、海も大荒れでした。217日は正道の祥月命日でしたが、強風のためお墓参りは延期。丸9年経ちますが、今でも覚えていてくださるお友だちがお花を贈ってくださったり、メールをいただいたり、お線香をあげに来てくださったり・・・。いつまでも見守っていてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。正道の好きな黄色いミモザのお花をいただいたので、海の見える窓辺に飾ってみました。

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今日は昨日と一転して、真っ青の快晴! 富士山も海も美しいです。

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「空をとべる かもしれない レシピ」

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2021年が明けたばかり、と思ってボヤボヤしていたら、もう2月になってしまいました。穏やかな日常を取り戻すためには、まだまだ自粛を心がけなければなりません。寒い日々も続いて、暖かな春は遠いようですが、それでも梅の花がほころび始め、春の足音が少しずつ聞こえてきました。

絵のファイルを調べていたら、こんな3枚の絵が出てきました。「空をとべる かもしれない レシピ」。ジオじいさんが空をとべるかもしれない乗り物を発明して、マフィーくんと一緒に飛んでいる・・・という、絵本のアイデア?を描いたもののようです。

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2011年冬、伊藤正道は最後に「空とぶレシピ」というシリーズの絵を発表しました。それから7年後の2018年に絵本として出版されましたので、ご存じの方も多いと思います。この3点の絵の右上に描いてあるタイトル文字を見ると、「空とぶレシピ」と同じデザインなのです。もしかして続きのシリーズとして構想していたのかしら?と思いました。他にどんな乗り物を考えていたのかな?本当に空を飛びたかったのかな??色々と想いを巡らしてしまいます。夢がいっぱい詰め込まれた、こんな絵本が実現したら楽しかっただろうなあ・・・。

 

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八幡様を詣でがてら、久しぶりに神奈川県立近代美術館の姿を眺めました。1951年に開館、坂倉準三設計のモダニズムの名建築として知られていましたが、2016年に閉館。建物の存続が危ぶまれていましたが八幡宮に譲渡され、2019年から「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」として運営されています。

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刻々と変化する、雲と空