高山の飛騨・世界生活文化センターでは、毎年秋に伊藤正道原画展を開いてくださいますが、本人の生前中、2011年に第1回目が開催され、今年は10回目という節目の年です。「伊藤正道作品集」に沿って色々な絵本と作品シリーズの中から2点ずつくらいを選び、約100点の原画を一堂に紹介する、集大成とも言える圧巻の展示です。
「さるぼぼ」は、飛騨地方で作られている人形で、元は安産や健康を祈るお守りだそうですが、猿の赤ちゃんに似ていることから「さる(=猿)ぼぼ(=赤ちゃん)」という呼び名がついて、今や飛騨の「ゆるキャラ」ともいえる人気者。感染対策の人数制限ために、普通はバッテンなどを椅子に貼りますが、飛騨センターの多目的ホールでは、マスクを着けた「さるぼぼ」が一つ置きに座っていて(一番前の席は全部さるぼぼ)、SNSを通じて「可愛すぎ!」と大評判のようです。
●飛騨センターから見る山々は、紅葉に
高山へは毎年この展示を見に訪れているのですが、例年は10月後半だったので、紅葉にはまだ少し早かったです。今年はちょうど盛りを少し過ぎて散り始め、とのことですが、山々は錦に彩られ、とても美しかったです。
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飛騨・世界生活文化センター「伊藤正道原画展 2020」
ミュージアム飛騨(飛騨・世界生活文化センター内) で開催中
12月28日(月)までを予定していますが、変更があるかもしれませんので、
訪れる前にお問合せ下さい。10:00~18:00 TEL: 0577-37-6111