なみとかいがら

 

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毎日毎日、雨、雨、曇り、曇り・・・・・コロナはおさまるどころか広がり、湿気があってグズグズ、洗濯物は乾かないし、長い長い梅雨でしたね。今日はやっと晴れてきました!そろそろ梅雨明けでしょうか。でも、今年は海水浴も花火大会も中止、鎌倉の海岸も開いていません。

少しでも夏の気分をと、伊藤正道が若い頃に描いた夏の絵をアップしました。上の絵は、幼児向け雑誌に紹介された童謡「なみとかいがら」(作詞:まど・みちお 作曲:中田喜直)の挿絵です。この歌のメロディーは知りませんでしたが、ネットで調べるとシンプルでゆっくりとした歌でした。

 

なみとかいがら

うずまきかいがら どうして できた
なみが ぐるぐる うずまいて できた

ももいろかいがら どうして できた
なみが きんきら ゆうやけて できた

まんまるかいがら どうして できた
なみが まんまるい あわたてて できた

 

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キンダーブック1994年8月号

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稲村ケ崎の海と空も夏らしくなってきました。

IMAG2817tori7月の大嵐の日は海も大荒れ

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朝顔の鉢を買いました。毎朝、新しい花、色とりどりの花が咲いて、楽しみです。

高山での原画展、この秋で10年目を迎えます

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毎年秋に高山市の飛騨・世界生活文化センターで、伊藤正道の原画展を開いてくださいます。今年の日程については未定ですが、開催できれば10周年の記念展になります。

第一回は、正道が亡くなる3か月前の2011年10月~11月。小学校の友人がこのセンターの統括をされているご縁で、90点の作品を紹介する初めての大きな原画展が開かれました。亡くなった後も毎年その大きなミュージアム会場で沢山の絵が展示されています。その後、「はっぱくんワークショップ」や「はっぱくんの森づくり」なども行われ、2017年からは高山市の図書館でも毎年展示してくださるようになり、高山市の方々にはすっかりお馴染みになりました。

*上と下の写真は、第一回目の展示の模様です。

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先週は、下呂市の川の氾濫や、高山の被害状況などがテレビのニュースで流れていましたが、早く復旧し、秋の展示が無事に開かれることを心より祈っております。開催が決まりましたら、このブログでご案内いたします。

 

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下の写真は、正道が展示の打合せのために、初めて高山を訪れた時のスナップです。

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「小学校の同級生六角くんのお誘いで、同級生前田くんと高山に行ってきました。六角くんは飛騨・世界生活文化センターの企画をされていまして、10月にミュージアム飛騨でボクの展覧会を開いてくれることになりました。前田くんは小学校一年生の時、隣同士だったのだー。」

「宮川朝市をみたあと六角くん(右)が、前田くん(左)とボクを世界遺産白川郷に連れて行ってくれました。合掌造りを見渡せる所で飛騨センターの三嶋さんに、おじさん三人を撮影してもらいました。」(*伊藤正道の2011年7月のブログより)

でんぐりん

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梅雨です。うっとうしい日が続いて、夜も寝苦しいですね。

伊藤正道が挿絵を描いた童話『でんぐりん』をご紹介します。文章は絵本作家の正道(しょうどう)かほるさん、なんと「ダブル正道!」です。海の中の絵がたくさん登場する、夏らしい本です。

小さな少女あいりは夜中に目が覚めてしまい、とうさんのふとんに、そっともぐりこみます。「とうさんのおなか、おとが、してるね。おなかの中に、うみがあるみたい。ねえ、とうさん、おはなしして。うみのはなし」

大きな大きなクラゲが、たくさんのお魚や、ペンギンやクジラ、シロクマまで飲み込んでしまう、奇想天外なストーリー。水彩絵の具のやさしいタッチ、大胆な構図で描いた絵に導かれて、お話が次々に展開します。ハラハラしながら、最後はほっとして、あいりは、とうさんの腕の中で眠りにつきます。

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30年近く前に発行された本で、残念ながら絶版です。でもネットで検索すると古本は購入できるみたいです。再販してほしい一冊です。

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『でんぐりん』 正道かほる・作 伊藤正道・絵

1992年6月 あかね書房 

毎日新聞社主催第8回「小さな童話」大賞の落合恵子賞受賞作品

夏の飲み物

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梅雨時ですが、夏の到来のような暑さですね!今からこんなでは、本番の夏はどうなるのでしょう?こんな日は、冷たいジュースやアイスコーヒーや冷えたビールが飲みたくなります。伊藤正道が描いた、スカッとするような夏の飲み物の絵がありました。一口飲めば、気分は一気に南国から北極へ・・・アザラシの親子もセイウチも喜んでいます。少しでも涼をお届けできればと思います。

外出自粛生活が続いているので、ひと手間かけてなにか作り置きできるものでも、と思って八百屋さんに行ったら、梅だのラッキョウだのショウガだのプラムだのが山盛りで並んでいました。早速色々購入して、先週はラッキョウの甘酢漬けと、最後の青梅で梅酒を少し。昨日はプラムが安かったので、2kgも買ってジャムを作りました。少し酸っぱかったけど、夏の暑さにはちょうど良いかも。

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先週の風の強い日。波も荒く、雲も沢山。富士山を久しぶりに拝めました。

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「ジオマスク」登場!

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新型コロナウイルス、感染者が少なくなっているとはいえ、まだまだ不安です。防衛策としてはまずはマスク、手洗い。最近は、白いマスクだけでなく、オシャレなマスクや手づくりマスクを着けている方も多いですね。

ジオジオのトートバッグを作ってくださっている、「かまくら かたをか」の方が、ジオジオの手ぬぐいとバンダナで「ジオマスク」を作ってくださいました!可愛いでしょう!種類はバンダナマスク3種(上の写真)と、手ぬぐいマスク2種(下の写真)です。裏地にサラシを使っているので肌心地がとてもやさしいです。

ジオマスクはジオジオファクトリーでは扱っていませんので、ご希望の方は「かまくら かたをか」のお店でお求めください。1枚ずつ手づくりで、生地にも限りがありますので、お問い合わせの上、お店にお越しください(通販はしていません)。料金は、手ぬぐいマスク300円、バンダナマスク400円、お一人様2枚まで、ということです。

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かまくら かたをか

鎌倉市由比ガ浜2-4-22  TEL:0467-22-6115 

火曜・日曜のみオープン

*朝から雨の日は順延になりますので、お問い合わせください。

*鎌倉駅から徒歩6~7分

 

 

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紫陽花の季節

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6月に入って、紫陽花の季節。鎌倉でもそろそろ蕾が開き始めました。いつもの年は明月院をはじめ市内の紫陽花の名所を訪れる方がとても多くて、市内中が混雑ですが、今年は今のところ江ノ電も静かです。特に長谷寺は何時間待ちという状態でしたが、今年は人数制限・往復はがきでの申し込みのようです。

この絵は、伊藤正道が表紙を担当していた月間「子ども英語」の2010年6月号のために描いたものです。梅雨の季節、雨が降り、草むらや水辺にカタツムリやカエルがたくさんいます。子供の頃は、お庭の葉っぱの影にカタツムリやカエルをよく見かけましたが、最近はとんとご無沙汰、カラ梅雨ですし、今日は真夏のような日差し、季節感がなくなりましたね。

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海を眺めて

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江の島の海が、エメラルドグリーンや乳白色に見える日が続いている、と先週末ネットのニュースで見ました。朝散歩している七里ガ浜ではそのような色の海は見ませんでしたが、植物プランクトンが大量発生しておこる「白潮」と呼ばれる現象だそうです。

5月にジオジオを開いているとき、たまに海が鮮やかなピンク色に染まっている日があります。それも海水温の上昇やプランクトンの影響とのこと。海の色は、空の色や雲の形と同じように毎日変化して、いつまで見ていても飽きることがありませんね。

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*少年、少女が、朝の海、夕暮れの海を眺めている。伊藤正道が若い頃に描いた絵です。

 

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ニュースで紹介されていた江の島の海

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ジオジオから見た稲村ケ崎のピンクの海(20175月)

 

 

 

 

 

 

 

風に吹かれて

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自粛生活の中、みなさま如何お過ごしでしょうか。コロナ感染が拡大する前の日々が、遠いことのように思われます。

いつのまにか桜も散って、そろそろ紫陽花が小さな蕾をつけて、緑の葉っぱの陰に見え隠れしています。

毎朝早く七里ガ浜の海岸を眺めながら散歩をしています。晴れた日には江の島の横に富士山の美しい姿が。雪も徐々にとけてきて、だんだん夏もようが近づいています。

*上の絵は「風に吹かれて」。ジオじいさんとマフィーくんとテオが、気持ちよさそうに夏雲の間を、浮かんだり飛んだり泳いだり・・・。

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ジオジオ ファクトリーはゴールデンウイーク明けにオープンする予定でしたが、神奈川県は東京よりも感染者が多い日もあって、今は開くことができません。

早く日常が戻るとよいですねえ。またお会いできる日を心待ちしています。

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おうちで、ゆっくりとした時間

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コロナウイルスが感染拡大して外出自粛中なので、朝早く散歩したり、庭の草抜きしたり、安いイチゴでジャムの作りだめをしたり、昔の映画を観たり・・・普段よりもゆっくりとした時間を過ごしています。

ところが先週日曜日、鎌倉の海岸周辺はいつも以上に車や人通りが多いとニュースで流れていました。もうすぐゴールデンウイーク、住民はとても不安です。とうとう鎌倉市はじめ、湘南海岸の10市町が神奈川県知事に、海岸エリアの封鎖や主要道路の通行止め、利用制限を要請しました。今はみんな一丸となって自粛しないと、いつまでも感染が続いてしまいます。できるだけ移動をしないで、おうちならではの小さな楽しみを見つけて、頑張りましょう!

4月22日は「地球の日」。移動制限や生産活動の停止によって、大気汚染が昨年に比べて激減したそうです!思いがけずきれいな空気を少し取り戻した2020年は、地球にとってターニングポイントとなるかもしれませんね。新型コロナウイルスが収束した後も、空や海や川を汚さないようなライフスタイルに転換できたらと願います。

*上の絵は、伊藤正道が描いた「four props」。葉っぱのプロペラに乗って、ゆっくりと大空を漂えたらいいなあ・・・。

 

 

 

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今日は穏やかな稲村ケ崎の海岸

 

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早朝の富士山、毎日いろいろ変化します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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4月、桜も散ってもうすぐ新緑の薫る季節、新学期の始まりです。でも今年はコロナウイルスのために外出自粛。学校もほとんどお休みのようですね。

少し気分を変えたくて、爽やかな絵を探しました。「happy bird」。ジオじいさんとマフィーくんとテオが、黄色い大きな鳥に乗って、涼しげな風に吹かれています。

 

 

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こんな時は、ふだん手つかずのお掃除などすればよいのですが、ついついダラダラしてしまい・・・金子みすゞ記念館のHPに掲載されている館長の矢崎節夫さんのコラムを見ていました。矢崎先生は、伊藤正道の最初の絵本『おじいちゃんと ぼく』の作者で、金子みすゞの詩を発掘された方です。

金子みすゞのことをいろいろ検索していたら、素晴らしい本を見つけて早速ネットで購入しました。ちばてつや先生の『わたしの 金子みすゞ』という本。21篇の詩が紹介され、それぞれに淡い色彩の絵が描かれていて、詩からイメージされた思い出などが綴られています。どのシーンも懐かしい風景で、詩の世界がまた広がります。

毎日鬱々としたニュースが流れていますが、こんな素敵な本に出会えると、砂浜で遊んだり、草むらでシロツメクサを摘んだり、幼かった頃のことを思い出して・・・ふと現実を忘れて過ごすことができました。

 

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