5月半ばから始まった、ジオジオファクトリーの「Flying」展、残り3週となりました。
今回は伊藤正道が大好きな、空を飛んでいたり雲の中で漂っている絵とともに、若い頃に描いた水彩の淡い作品をご紹介しています。
どのような絵を展示しようか選んでいた時に、宮沢賢治に関する作品が二つあることが分かりました。一つは賢治の生涯を子供向けに描いた絵本。
もう一つはNHKのBSで放映された、賢治の「よだかの星」の映像のために描いた絵の数々。伊藤正道が描いた78枚の絵とともに、女優の左時枝さんがストーリーを優しい声で語っています。テレビで放映された後、1993年にビデオ絵本として販売されました。
今回、この映像もご紹介しています。とても哀しいお話なのですが、ご覧になった方は皆さん見ているうちにぐんぐんひきこまれ、「切ないけど伊藤さんの絵を見て癒されました」と言ってくださいます。この機会に絵とともに、この映像をぜひお楽しみ頂ければと思います。
ゴジラに遭遇!!
こんな珍しい絵も展示しています。1998年に南青山のギャラリーで開かれた「ゴジラ展」に出品した作品。90名のイラストレーターがそれぞれのタッチで描いた沢山のゴジラの中で、伊藤正道は小学校の頃からゴジラが大すき、ゴジラ愛が深いので、一際リアルに描いています。
ジオジオファクトリー Flying展
5月15日(木)~7月6日(日)
木曜・金曜・土曜・日曜 オープン
11:00~17:00