きららちゃん

きらら新聞広告HP用

先日、日本農業新聞北海道支所の記者の方から、「きらら397」のデザインについて、突然問い合わせのメールをいただきました。

「きらら397」は1989年に発売された北海道のお米。北海道米のイメージを一新した品種なので、ネーミングは公募して、マスコットキャラクターに伊藤正道のデザインが採用されました。

イラストレーターになって初めての大きな仕事、しかもテレビや新聞でも話題になり、本人もとても驚いたそうです。当時の新聞インタビューで「きらら、という名前は若い女性が喜びそう。それに397と数字を入れたのも気に入りました。まるで自動車の名前みたいじゃないですか」と答えています。

きららパッケージHP用

今も北海道のところどころに「きららちゃん」の看板があって、札幌在住のイラストレーター・佐藤正人さんが写真を送ってきてくれました。新しい米袋もスーパーなどで見かけるそうです。

今回ご連絡のあった記者の方は、「農業とデザイン」というテーマで色々なところを取材しているとのこと。いつ頃どのような形で発表されるのか分かりませんが、発売から35年、また「きららちゃん」のことを知っていただく機会になるのではと楽しみにしています。

きらら看板2

きらら無洗米米袋

 

若い頃に描いた立体画

ComicMOE 雪景色中

2月もそろそろ半ば、雪が降ったりして寒い日が続きましたが、明日からは4月頃の陽気になるようですね。17日は伊藤正道の祥月命日。今年は13回忌です。早いような、長かったような・・・。

若い頃に描いた立体画を紹介します。月刊誌「ComicMOE」の1988年1月号(創刊号)から1992年4月の最終号まで表紙を制作しました。30代前半の頃です。ボール紙に背景の色を塗り、その上にボール紙に描いた山や木々などを切り抜いて貼り付け、その前に切り抜いた人物などを貼った立体感のある絵です。

上の雪山のような季節感のある絵や、虎のサーカスのようなユーモラスな絵、そして不思議な惑星にいる少年と白犬、昨年秋に出版した絵本『わくせいリベット』の原点のイメージの一つでしょうか。いくつかの絵が遺されているので、いつかジオジオでも展示できればと思います。

COMIC MOE 虎サーカス中

COMIC MOE 星ボクと犬中

 

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早朝の稲村ケ崎と七里ガ浜の海岸。今朝は真っ白の大きな富士山がくっきり。

20240212_082731大

20240106_063823大

 

昨日は節分

タイニイとペンギン中

年が明けたと思っていたら、もう2月。昨日は節分、私も小さな声で「福はウチ!」、豆まきしました。最近ご近所から豆まきの声が聞こえないので、ちょっと恥ずかしい。でも小さい頃から欠かしたことがないので、豆まきしないとなんか落ち着かなくて・・・。

伊藤正道の冬のおかしな絵を見つけました。タイニイくんが小さな流氷の上でペンギンたちと一緒に、おしくらまんじゅう。シロクマの着ぐるみをしたジオじいさんが頭を脱いだら、シロクマ赤ちゃんがビックリしてスッテンコロリ!鬼の絵はさすがにないかと思ったのですが、ファイルを見ていたら突然鬼の絵が出てきました。

ジオとシロクマ中

鬼 中

下のモノクロのような写真は実はカラー。2008年の節分の日のジオジオファクトリー。こんなコメントが「ついに雪が降りました。かなりの積雪です。ゆきダルム展にふさわしいなあ。」ちょうどゆきダルム展やっていたので、雪だるまを作ったようですね。今日の鎌倉も急に寒くなってきて、明日の夜は雪の予報、こんな景色が見えるかしら。
20080203雪のジオジオ

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[お知らせ]

4月と6月に福生と大阪で「わくせいリベット展」が開催されることになりました。

〇4月10日~5月12日 ギャラリー・オルタンシア (福生)

福生駅前の美味しいケーキ屋さんのコーナーで展示されます。

〇6月20日~6月28日 14thmonnギャラリー(大阪)

毎年原画展を開いてくださる大阪・天満橋のカフェギャラリーです。

*詳しくは、近づきましたらご案内いたします。