剣淵町絵本の館での原画展、残り6日間

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8月1日から北海道・剣淵町絵本の館で始まった「伊藤正道 絵本原画展」も30日まで、残り6日間です。そして9月3日からは、佐藤正人さんの原画展「こころのふるさと・けんぶち」が始まります。四季を通じて剣淵の美しい風景を、明るい色彩と温かいタッチで描いた素敵な作品が約60点展示される予定です。ぜひお近くにお越しの節は訪れてください。

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8月15日に絵本の館で手作りうちわのワークショップが行われ、佐藤さんが制作したうちわの見本とワークショップの写真を送って来て下さいました。佐藤さんが描いた剣淵のキャラクター「ウサギのムーニャ」と「きららちゃん」が仲良く手をつないでいます。そして札幌への帰途、新十津川町で見つけた看板の写真も。きららちゃん、まだ頑張っていて嬉しいです。

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福生のケーキ屋さんで、伊藤正道展

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8月15日から1か月間、JR青梅線・福生駅前のケーキ屋「カフェ・ドゥ・ジャルダン」の一角にある「ギャラリー・オルタンシア」で、伊藤正道展を開催しています。

今回「未来の旅」のシリーズの絵を初めて展示しました。少年と愛犬ムーがトラムに乗って、懐かしい不思議な未来の町を彷徨います。

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このギャラリーは、友人の田村実さん(タムラ堂)が企画している小さなスペースですが、国内・海外で活躍されている人気の絵本作家や様々な分野のアーティストの作品を展示しています。カフェ・ドゥ・ジャルダンは福生駅西口から徒歩3分、地元で人気のケーキ屋さんです。「プリンセスレモンケーキ」は、瀬戸内産のレモンをたっぷりと使った贅沢なお菓子。お土産にぴったりです。

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福生駅はJR中央線立川駅から青梅線に乗り換えて17分。この町に来たのは40年ぶり位。駅周辺しか歩きませんでしたが、神社や酒蔵、玉川上水や公園などの自然、アメリカンテイストが漂う街並など、様々な魅力がある町。この機会にぜひ訪れてみてください。

ギャラリー・オルタンシア(カフェ・ドゥ・ジャルダン福生西口店内)

8月15日~9月18日 10:00~19:00 (月曜日、第2・第4火曜 定休)

TEL:042-553-7737  http://cafe-du-jardin.com/hortencia.html

 

 

 

 

 

 

 

剣淵町から、札幌へ

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宿泊したホテルの前の静かな桜岡湖。散策路が廻り、起伏に跳んだ丘陵にはパークゴルフ場。

剣淵町絵本の館から札幌へ向けて、札幌在住のイラストレーターの佐藤正人さんが、景色の素晴らしい所をご案内してくださいました。

佐藤さんは、広報誌の表紙や県庁の依頼などで北海道全域を旅しています。イラストレーターの視点でいつも絵になる景色を求めているので、よく知られた観光地ではない、静かで心に残る風景を紹介してくださいました。さすが北海道の達人、どこへ行くにもカーナビはもちろん地図すら見ずに、ベストコースを選んで迷わずに目的地へ。

たった1日半の短い旅でしたが、北海道の魅力をたっぷりと味わいました。

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道の駅けんぶち。野菜の直売や名産品が色々。佐藤正人さんの、けんぶちふるさと絵本『ムーニャとほしのたね』のコーナーも。

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宗谷本線の「東六線駅」。稲作地帯の真ん中にある、板張りホームの無人駅。

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そば畑の中に鎮守の杜、小さな社が佇んでいました。

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北竜町ひまわりの里。150万本のひまわりがちょうど見頃。ここは人気の観光地。

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アルテピアッツァ美唄。炭鉱で栄えた美唄市の小学校跡地が、今は美唄市出身の彫刻家・安田侃さんの美術館と公園に。もう陽が沈みそうな夕暮れ時でしたが、緑の丘の上に素晴らしい雲が湧き立っていました。

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札幌に着いたらもう夜の8時。地上38階・高さ160mのJRからタワーから札幌の街の夜景を楽しみました。ボケボケですが遠方に白く光るのは、ジャンプ競技で有名な大倉山シャンツェ。

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札幌農学校(現北海道大学)第2農場。札幌の中心部に、こんなに広くて静かな森が。明治9年、Boys, be ambitious で有名なクラーク博士の指導によって開かれた農場。木造畜舎など当時の洋式建築物が公開されています。

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日本海と石狩川の交わる砂嘴に広がる、はまなすの丘公園。昭和32年の映画「喜びも悲しみも幾年月」の撮影現場の灯台は修理中でした。

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旭山記念公園。石狩平野や日本海、札幌市内を一望できます。

北海道のたくさんの素晴らしい風景を思い出に、新千歳空港へと急ぎました。

佐藤さん、有り難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

剣淵町で 「伊藤正道 絵本原画展」 スタート

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北海道中央部の旭川市から50kmほどのところにある「剣淵町絵本の館」で、「伊藤正道 絵本原画展」が始まりました。8月1日から30日まで約1か月間開かれます。展示の設営と「けんぶち絵本の里大賞」のオープニングセレモニーのために北海道へ行ってきました。

剣淵町絵本の館は、1988年に町の商工会青年部の人たちが「けんぶち絵本の里を創ろう会」を結成して、絵本をテーマにした町づくりがスタートし、1991年に開館しました。同時に始まった「けんぶち絵本の里大賞」は今年で27回目を迎えました。とてもユニークな賞で、すべての応募作品が2か月間展示され、その中から、訪れた方たちが好きな絵本を投票して決まります。

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「けんぶち絵本の里大賞」の会場 約300冊の応募作品が並んでいます。

絵本の館は、2004年に現在の新館が完成、世界中の絵本約45,000冊収蔵しています。木をふんだんに使った施設そのものが素晴らしいのですが、なんといっても町の人たちと町長をはじめ役場の方たちとが一体となった運営が素晴らしいです。

当時町づくりに関わった方たちは、30年近く経て、皆さん町議会や、農業や、医療、建築などなど、様々な分野で要職に就かれています。今でも絵本の館を応援し続けていて、今回も前日からオープニングまでご一緒できたので、設立時のご苦労や嬉しかったことなど、沢山のお話を伺うことができました。皆さんの町や絵本館に注がれる愛情と熱意がひしひしと伝わってきました。

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10万個の木の玉が入っている「木の砂場」と、ままごと遊びのための、木でできた「ごっこはうす」

 

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設営の夕方、中庭で、「絵本の里を創ろう会」を立ち上げた皆さんや、スタッフの方たちと、

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札幌在住のイラストレーター・絵本作家の佐藤正人さんのお蔭で、このような素敵な施設で原画展を開くことができ、正道は本当に幸せだなあと思いました。佐藤さんが、札幌への帰路、北海道の夏の魅力いっぱいの自然を、色々なところへ案内してくださいました。その景色は、後日このブログで(下手な写真ですが)ご紹介いたしますね。

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