大阪と恵比寿の展示、もうすぐ始まります!

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毎日寒い日々が続きますね。ブログをずっと更新していなくて申し訳ございませんでした。大阪と恵比寿の展示準備に明け暮れていて、すっかりご無沙汰をしてしまいました。両方のギャラリーへの発送を終え、少し一息ついたところです。

ニュース欄でご紹介していますが、大阪の展示は2月5日(月)から、恵比寿は2月6日(火)から、いよいよスタートします。

大阪では、22年前の絵本『まだかな まだかな』の復刊を記念して、その原画の他、伊藤正道の若い頃の珍しい絵本の原画を展示します。恵比寿では、伊藤正道が最後に発表した絵が新しい絵本として出版された記念として、『空とぶレシピ』の原画の他、最後に描いていた未発表の絵の数々を展示いたします。

大阪のギャラリーへは初日のお昼頃に伺って展示の模様を見たいと思っています。恵比寿へは毎日行く予定です。絵本をはじめ、ジオジオのグッズや、様々なプリントもご用意しておりますので、この機会に皆さまぜひお越しくださいませ。

 

*絵本『まだかな まだかな』復刊記念展

2018年2月5日(月)~2月14日(水)  *休廊日2月11日(日)

12:00~19:00  *土・祝日・最終日は12:00~17:00

The 14th MOON + MONIFESTO GALLERY http://www.14thmoon.com

大阪市中央区大手通1-1-10 TEL: 06-6943-5892

 

*絵本『空とぶレシピ』出版記念展

2018年2月6日(火)〜18日(日)  *休館日12日(月) 

12::00~19:00  *最終日は12:00〜16:00

Galerie Malle  http://galeriemalle.jp

東京都渋谷区恵比寿4-8-3   Tel:03-5475-5054

(恵比寿駅からすぐの静かな路地に面したギャラリーです。)

 

 

 

ゆきダルムくん

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2018年のお正月、松も明け、これから1月2月は本格的な冬の到来ですね。鎌倉でも雪が降ることがありますよ。この季節になると、『ゆきダルムくん』を思い出します。2008年に出版されたのですが、今でも静かな人気のある絵本です。ゆきダルムくんは、この絵本で伊藤正道の新たなキャラクターとして誕生し、その後の作品でも様々なシーンで登場します。

小手鞠るいさんからメールをいただきました。窓の外に積もった雪、降りしきる雪を眺めながら、暖炉の前に座って『ゆきダルムくん』を読んでくださったそうです。

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とっておきのラブストーリー絵本  『ゆきダルムくん』に寄せて

 

これは絵本作家、伊藤正道さんの描いた「恋愛小説」だと思いました。

とっても可愛いです。そして、とってもせつないです。

ページの中から音楽が聞こえてきます。バイオリンのメロディです。

ページの上に雪が降ってきます。ページの外にも雪が舞っています。

最後はちょっと泣きそうになります。

毎年、冬がやってくるたびに読んで、泣きたくなる絵本です。

 

ダルムくんに恋をしたミリアに、伊藤さんが描いて下さった

『ラブ・オールウェイズ』の美亜子を重ね合わせながら読みました。

ふたりの恋の舞台になっている町の風景も美しく、

ふたりの出かけるデートのチャーミングなことと言ったら!

雪の結晶で作られた指輪をはめた手で、

ミリアはどんな曲を演奏したのでしょうか?

伊藤さん、私はこのお話の続編が読みたくてたまりません!

 

小手鞠るい

 

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ゆきダルム2 文・絵=伊藤正道 2008年 教育画劇

小手鞠さんから、ゆきダルムくんのイメージを彷彿させる、

ニューヨーク郊外の雪景色も送られてきました。

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* 『ラブ・オールウェイズ』は、小手鞠るいさんの小説に伊藤正道が挿絵を描き連載が続いていましたが、その途中で正道が亡くなり、2年後に単行本が発刊されました。

ラブオールウェイズ 文=小手鞠るい 絵=伊藤正道 2014年 祥伝社 

 

 

 

 

明けまして おめでとうございます。

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昨年11月~12月の「セロファニアへの旅」展には、沢山のお客様にお越しいただき、誠に有難うございました。伊藤正道の最初の一歩となった「三日月の夜」の作品と共に、25年前のCD-ROMゲーム「セロファニア」を皆さまに見ていただくことができ、嬉しかったです。

「絵本をめくっているような、ゆったりとした時間、そして音楽がなんとも心地よい」「伊藤さんのキャラクター、こんな歩き方するんだ、とても新鮮!」「環境映像みたいに、ずっとお部屋の中でエンドレスに流していたら癒されそう」「ビートルズのサージェントペパーズを聞いた時のような、ふしぎな驚きと感動が・・・」などなど。

見て下さった方々から、こんな素敵な感想をいただきました。そしてこのゲームを小さい頃に楽しんだという方は、どのシーンも懐かしい懐かしいと感激、最終日にはチーフディレクターの森田典子さんも来て下さり、企画から制作、発売まで、当時の制作チームの情熱あふれるエピソードや苦労話などをお話くださいました。またいつか機会がありましたら、ジオジオで見ていただければと思います。

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ニュース欄でご紹介していますが、今月、伊藤正道が最後に発表した「空とぶレシピ」が絵本として出版されます。2月6日から恵比寿で出版記念展を開きますので、ぜひ原画とともに、絵本をお手に取ってご覧くださいませ。

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白いひげのジオじいさんと、友だちのマフィーくんが、時空をこえ 世界じゅうの空をとんで、おいしい旅にでかけます。 絵本作家、イラストレーターとして活躍した故・伊藤正道さんの未発表作品に 詩人の石津ちひろさんが文章をつけ絵本になりました。 ショコラにマカロン、そら豆に寿司……春から夏へと季節をたどり 江戸の町からヨーロッパの森まで おいしいものが次々登場します。  [BL出版の紹介記事より]

 

 

 

 

NYの森から、メリークリスマス!!

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クリスマスイブですね。小説家として数々の賞を受賞され、児童文学や絵本など子ども向けの作品も数多く発表されている、NY在住の小手鞠るいさんから、嬉しいクリスマス・メッセージと、NY郊外の森の、素晴らしい雪景色が届きました。

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天国から届いたクリスマスの贈り物

―――伊藤さんの絵本『Tiny Santa』を読んで

 

この小さな絵本を読むと、伊藤さんは画家であり、絵本作家でもあるのだけれど、

根っからの「物語作家」なのだなぁ、と、改めてそう思います。

伊藤さん、まず小さなサンタさんの姿が浮かんできて、

それからこの物語が浮かんできたのですか?

それとも、この物語が先に浮かんできて、それからサンタさんが見えてきたの?

天国の伊藤さんに電話をかけて、訊いてみたいなと思っています。

たぶん、両方がいっぺんにやってくるのでしょうね。

 

華やかでにぎやかなクリスマスの季節に、実はこんなに小さなサンタさんが、

ちゃんと私たちのところへやってきてくれて、

そして、私たちにも気づかないような小さな、でもとっても大切な贈り物を

届けてくれているのですね。

小さなサンタさんの存在に気づくことができるのは、犬だけ。

それも伊藤さんらしいなぁって思います。

物語に寄り添って、小さな判型で創られている本ですが、

私はいつか、このお話を思い切り大きな絵本で読んでみたいな。

 

伊藤さん、メリークリスマス!

地上から、伊藤さんの住んでいる惑星へ、ハッピーホリデイズ!

 

小手鞠るい

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小手鞠るいさんは、今年の9月に在米日系人についての壮大なロマン『星ちりばめたる旗』を発表されました。ポプラ社のHPよりご紹介いたします。

 

日本人であることが、罪になる。祖母は、母は、そんな時代を生き抜いた―― 日本人というルーツに苦しめられた祖母、ルーツを捨てようとした母、そしてそのルーツに惹かれる私。 アメリカ在住日系人家族の三世代を描く百年の物語。 太平洋戦争を挟んでの日本とアメリカの姿とともに、時代に翻弄されながら生きる人々のアイデンティティのありようを描き出し、現在の世界に巻き起こる問題をも浮かび上がらせる骨太な感動作。

cover0818.indd ポプラ社 1,836円

 

 

 

 

「セロファニアへの旅」展より

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昨日は曇りがちで真冬のような寒さで、今朝は霜が降りました。一転して今日は快晴、稲村ガ崎も晴れわたり、ジオジオにも暖かな陽射しが差し込んでいます。

「セロファニアへの旅」展も会期半ばになりました。今回は、伊藤正道のもっとも初期の、30年位前の作品を中心に展示しています。その中から、訪れて下さった方たちが特にこの絵が好き、印象的でした、とおっしゃってくださった絵を何点かご紹介いたします。

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★giogio factory 「セロファニアへの旅」11月17日(金)~12月24日(日)

 金曜・土曜・日曜・祭日 11:00~17:00

★イワタコーヒー「伊藤正道 原画展」  11月9日(水)~12月25日(月)10:00~18:00 

 Tel:0467-22-2689  火曜定休(不定休がありますのでお問合せください。)

クリスマスカード・コレクション

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冬とは思えない暖かなお日和ですが、もうすぐ12月です。11月17日からスタートしたジオジオ・ファクトリーの「セロファニアへの旅」展も3週目に入ります。鹿児島、函館、高山、高松、大阪など、遠方からお客様が来て下さり、東京、横浜からもお越しいただき、ご近所の方々もお立ち寄りくださいました。

グッズコーナでは、今年も色々なクリスマスカードをご用意しています。お友だちやご家族へメッセージを送ったり、お部屋の片隅に飾って小さなクリスマス・コーナーをつくったり・・・お楽しみください。

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紅葉が過ぎ、12月の声を聞くと、鎌倉の町も少し静かになります。稲村ケ崎の海辺を散策しながら、ジオジオ・ファクトリーへどうぞお越しくださいませ。

●giogio factory 「セロファニアへの旅」11月17日(金)~12月24日(日)

 金曜・土曜・日曜・祭日 11:00~17:00

●イワタコーヒー「伊藤正道 原画展」  11月9日(水)~12月25日(月)10:00~18:00 

 Tel:0467-22-2689  火曜定休(不定休がありますのでお問合せください。)toriIMAG4699

先週の稲村ケ崎。夏のような雲が湧き立っていました。

 

 

 

「セロファニアへの旅」展スタート

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三日月の出た夜のこと、ある星に住む少年と相棒の犬・ペロが、老人の言葉に励まされ、セロファニア国へ旅立つ。セロファニアは、心に浮かべなければ消えてしまう、少年の心が描き出す夢の世界だった・・・。

17日(金)からジオジオ・ファクトリーで、「セロファニアへの旅」展が始まりました。今回は伊藤正道の原点となる作品シリーズ「三日月の夜」の原画と、セロファニアの世界をご紹介しています。

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1993年にCD-ROMゲームになった「セロファニア」。絵とともに、この幻のゲームをお楽しみください。

グッズコーナーでは、残り少ないレアなプレミアムグッズをチャリティー販売しています。

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「セロファニアへの旅」展   giogio factory 

11月17日~12月24日 (金曜・土曜・日曜・祭日) 11:00~17:00

 

イワタコーヒーで「伊藤正道 原画展」始まりました。

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鎌倉・小町通り入口の老舗喫茶店イワタコーヒーで、伊藤正道原画展が始まりました。今回は、広報誌の表紙を飾った作品とクリスマスの絵を中心に14点展示しています。

好評のイワタ特製クリスマスケーキの予約注文も始まりました。今週17日(金)からスタートするジオジオでの展示とあわせて、ぜひお立ち寄りくださいませ。

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●イワタコーヒー「伊藤正道 原画展」  11月9日(水)~12月25日(月)10:00~18:00 

 Tel:0467-22-2689  火曜定休(不定休がありますのでお問合せください。)

●giogio factory 「セロファニアへの旅」11月17日(金)~12月24日(日)

 金曜・土曜・日曜のみ 11:00~17:00

 

高山市図書館「煥章館」で、伊藤正道原画巡回展

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毎年、飛騨地域をはじめ岐阜県内の各地で開催している伊藤正道原画巡回展を、今年は高山市図書館「煥章館」1階の特設コーナーで開催しています。図書館で所蔵している伊藤正道の絵本とともに、絵本の原画や、ポスターやグッズ類なども紹介しています。

煥章館は、児童向けの絵本や読み物が充実している「木のくにこども図書館」や、高山市に縁のある文学者の足跡を紹介している近代文学館を備えています。飛騨・世界生活文化センターでの伊藤正道原画展とともに、こちらにも足をお運びいただければと思います。

煥章館 11月1日(水)~11月9日(木) 9時30分~21時30分  http://www.library.takayama.gifu.jp/

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飛騨・高山で、伊藤正道 原画展 開催中!

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飛騨・世界生活文化センター(通称・飛騨センター)で、今年も伊藤正道原画展が開催されています。

今年のタイトルは「えほんの世界」。数々の絵本の作品を中心に、原画80点が展示されています。その中には珍しい絵や、この会場でなくては展示できない高さ160cmの大きな作品も、12年ぶりに登場しました。

2011年につくられた三日月の木の舟や、はっぱくんの森の動物たちなど、立体のオブジェも飾られ、ガラスケースの中には楽しいグッズ類も。  伊藤正道の世界が会場いっぱいに広がっています。

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飛騨センターの屋上からは、穂高連峰、乗鞍岳など、雪を頂いた北アルプスの美しい山々が望めます。朝の光に白く輝くときも、ピンクに染まる夕陽のときも、それぞれに素晴らしいです。

紅葉が美しくなるこの季節、高山をぜひ訪れていただけたらと思います。

●2017伊藤正道原画展「えほんの世界」

10月20日~11月25日(火曜・休館) ミュージアム飛騨(飛騨・世界生活文化センター内)

入場無料。詳しくはHPまたはお電話で http://www.hida-center.jp/ TEL:0577-37-611

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