飛騨の高山で「伊藤正道原画展」開催中

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高山に2泊3日で出張に行ってきました。飛騨・世界生活文化センター(通称・飛騨センター)では毎年秋に伊藤正道原画展を開催してくださり、今年も10月14日から1か月間、センター内の「ミュージアム飛騨」で約90点の作品が展示されています。今年のテーマは「ふるさと」、『大きな古時計』の原画の他、飛騨の風景とキャラクターのコラボレーションの作品や、数々の懐かしい絵や珍しい作品が見られます。

この原画展は「秋の文化・産業フェスティバル」の一環で、初日は「飛騨の家具アウトレット市」のオープニングセレモニーもあり、高山市副市長をはじめ、地元の名士の方々が出席され、伊藤正道原画展も鑑賞されました。

高山出張の何よりの楽しみは、美味しいお料理とお酒。秋の高山はこれから紅葉の季節を迎えます。奥飛騨の温泉郷をはじめ、海の幸・山の幸に恵まれ、居酒屋や銘酒の酒蔵が並び、見どころ・食べどころ・飲みどころ満載!この機会にぜひ高山を訪れてくださいませ。

●2016伊藤正道原画展「ふるさと」 10月14日~11月14日 詳しくはHPまたはお電話で

http://www.hida-center.jp/ TEL:0577-37-611

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若い頃の立体イラストも陽の目を見ました。

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3月のブログでご紹介した「はっぱくんの森」もスクスク成長。

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10月2日に新しい高山駅舎(設計:内藤廣)がオープン。東西をつなぐ120mの自由通路では、祭屋台の部品なども展示されています。

 

 

 

 

 

「Always ♥ with you」 ありがとうございました!

 

5月~6月のジオジオ・ファクトリーでチャリティー販売いたしました「Always ♥with you」。たくさんの方々にご協力いただき、ありがとうございました!

9月にユネスコの「熊本地震子ども支援募金」に37,230円を寄付させていただきました。

昨日、阿蘇山が噴火、とても心配ですね。少しでも早く復旧されることをお祈りいたします。

 

「SUN & MOON」展 開催中

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このブログでもご紹介いたしました、鎌倉在住のイラストレーター・グラフィックデザイナーの大石香織さんの原画展「SUN & MOON」展がジオジオ・ファクトリーで開催中です。毎日たくさんのお客様がいらしてくださり大盛況です。この機会にぜひ、太陽と月をテーマにした、やさしい色あい、繊細なタッチの絵をご覧くださいませ。大石さんご本人もとても素敵なアーティストです。

10月10日(月)まで giogio factory  11:30~17:00  *ジオジオ・グッズも販売していますよ。

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還暦ライブ--「お前のピアノ」

 

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先日、横浜のライブハウスに、伊藤正道の中高時代の同級生たちによる「還暦ライブ」に招かれて行ってきました。そのお店は、正道が亡くなる前の年の暮れに友だちと集まり、延々とピアノを弾きながら「Let it Be」唄い続けていた場所なのです。(キーボードの後ろに写っているのがそのグランドピアノです)

そのバンド仲間6名が還暦を迎えて、記念ライブを開いたのです。ロックなどのスタンダートナンバーの他にオリジナル曲も8曲!演奏しました。正道のためにつくった『お前のピアノ』。みんなの熱い想いが伝わり、聴きながらジーンときて、胸がいっぱいになってしまいました。

 

 

●お前のピアノ

 

あの日お前の弾いたピアノが 響いた店に来た

今夜は一人足りないが あの歌また演ろう

いつも馬鹿な夢物語 時を忘れて飲んだ

それがどんなに壊れやすいか 気づかないままに

 

お前のアドリブは いつまでも続き

何度でも 声張り上げ “Let It Be”

息を止めた 俺の心に 今も聞こえる

 

お前が描いたパステルの 透き通る青い空

雲の上から少年が 俺たち見守ってる

ふわり 不思議な帽子 雨上がりの芝生

数々の絵に込められた 変わらない思い

 

お前の面影は ジオじいさんに似て

俺たちに語りかける “Let It Be”

また来るよ 稲村ケ崎 白い砂 光と風

絵の中に旅立ってしまった お前に会いに

 

このまま ずっと 波の色 見ていたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「SUN & MOON」展

 

10月1日(土)~10月10日(月)まで10日間、鎌倉市在住のイラストレーター・グラフィックデザイナー、大石香織さんの作品展「SUN & MOON」を、ジオジオ・ファクトリーで開催いたします。

「日々の生活に溶け込むような、あたたかさを感じる作品作りを心がけています」という大石さん。段ボールやボール紙、わら半紙などを使用した半立体の作品は、温かい色合い、動物や野菜、自然ををモチーフにした、オシャレで、見ているとホンワカと安らぎます。こちら方面へお越しの節は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

●SUN & MOON展  10月1日(土)~10月10日(月) giogio factory  11:30~17:00

夏の終わり・・・

 

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もうすぐお彼岸、大雨とともに秋の気配になりそうですね。暑い暑いと毎日言っていましたが、夏が終わると思うとそれはそれで少し寂しい気分です。遅ればせながら夏の終わりのスナップを。

8月の最後の日に、ずっとジオジオをサポートしてくださっている典子さんが、今は京都留学中ですが夏休みに鎌倉へ戻り、久しぶりにジオジオで気功の教室を開きました。不良生徒の私も末席を汚して参加。終わった後には、ウーロン茶と、典子先生お手製のイチジクの薬膳コンポートをいただきました。お腹にやさしく美味しかった。

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七里ガ浜の西友へお買い物の途中、可愛い芝犬に遭遇!あまりに「チル」にそっくりで、思わず写真を撮らせていただきました。チルは伊藤正道が20代の頃に飼っていた愛犬、今でも毎日思い出します。チルは雑種だったけど、写真の「花子ちゃん」は立派な純正芝で、チルよりちょっとお上品。

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「ジオジオ・ファクトリーの夏」

 

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9月になりました。まだまだ秋にはほど遠く、残暑が続きそうですね。

ジオジオ・ファクトリーは2002年12月にオープン。その翌年の7月~9月に、「ジオジオ・ファクトリーの夏」展を開催。その展示のために、伊藤正道が半立体作品の数々を制作しました。覚えている方もいらっしゃるかと思います。海や夏をテーマに、砂浜で拾ってきた貝殻や流木と立体や平面の絵をコラージュした、15cm×12cmくらいの小さな作品です。

稲村ケ崎の潮風と浜辺・・・のんびりとした夏を感じていただければと思います。

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空と雲のアート

 

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ここ1~2週間は台風が上陸したり、大気が不安定な日々が続きましたね。そんな時の空や雲は、刻々と変化して、思いもかけない美しいアートが出現します。

この前の台風一過の夕方、家を出たときにはどんよりした曇り空、あっという間に夕焼けが現れはじめ、富士山のシルエットが浮かんできました。そして10分ほど歩いているうちに、海の上には燃え立つような茜色の雲、空一面に湧き立ってきました。

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夏休みの思い出

 

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幼稚園、小学生の頃、私たちは横浜で暮らしていましたが、夏休みは毎年1週間くらい、鎌倉・小町の、おじいちゃん、おばあちゃんのところへ泊りがけで遊びに行きました。今もイワタコーヒーが当時のままありますが、隣の建物の2階で寝泊まりしていました。

おじちゃんに連れられて、ビーチパラソルと浮輪を担いで由比ヶ浜に泳ぎに行ったり、もう50~60年も前のこと、小町通りは今と違って、とってものんびりしていました。夜になるとお店の前に縁台を出して、浴衣に団扇で夕涼み、バナナアイスを食べながら、近所の人たちが下駄でカランコロンと散歩をしているのを眺めたり、従弟のタケシちゃん・ヒロシちゃんたちと花火をしたり・・・幼い私たちには、夢のように楽しい思い出いっぱいの、夏休みでした。

 

 

 

 

関西の旅(続き)

大阪のギャラリーを訪ねた合間の日に、少し京都観光をしました。今回初めて高雄山(神護寺)・栂尾山(高山寺)・槇尾山(西明寺)の三尾と呼ばれるエリアに行きました。

京都駅からバスで約1時間、栂ノ尾で降り、最初に鳥獣戯画で有名な高山寺へ。白洲正子さんの明恵上人についてのエッセイを読み、なにか心惹かれていたお寺です。苔で覆われた石段をころばないように登り、高山寺の別院・石水院(国宝)を訪れました。明恵上人が後鳥羽上皇の別院を学問所として賜ったという建物で、座敷からは周囲の山々や木々に囲まれた庭が眺められる心地よく開放的な空間です。

幸い観光客がほとんどいなかったため、床の間に掛けられた明恵上人の樹上座禅像や、上人が可愛がっていた狛犬の愛らしい木彫をゆっくり観ることができました。

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石水院の欄間に富岡鉄斎筆「石水院」の額。

板敷の中央に善財童子像が置かれている。祈る形がステキ。

 

石水院からは杉木立に覆われた、まさに深山幽谷の景色の山道を登り金堂へ。金堂からかなり急な石段を下りて、槙尾の西明寺へ。そして清滝川に沿って橋を渡ると高雄の神護寺入口。自然石の石段約400段を、ハアハア息切れしながら登って重厚な楼門へ。さらに上り詰めると、金堂、五大堂、毘沙門堂、明王堂、大師堂などが立ち並ぶ、広い境内に辿りつきます。

神護寺境内は3,000本の紅葉に囲まれているとのこと、高雄山の中腹に位置するため、京都でもいち早く紅葉の季節を迎え、その季節は満山赤く染まり大変な賑わいだそうです。

今はオフシーズンのせいか混雑もなく、緑のもみじも素敵でしたよ。この日のために少し足腰を鍛えていたお蔭か?挫折せずに素晴らしいお堂を観ることが出来ました。それにしても、汗だっくだくの半日でした。

 

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最終日の朝、京都国立博物館へ。目的は2年前に開館した「平成知新館」。設計は、ニューヨーク近代美術館 新館、東京国立博物館 法隆寺宝物館等々、国内・海外に数々の名美術館・博物館を手がけた谷口吉生です。

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三十三間堂に面して新たに設けられた南門から真っ直ぐにのびるアプローチに導かれ、エントランスへ。シンプルで幾何学的な線で構成されたモダニズム建築でありながら、自然石の石垣や障子を思わせる細い柱のガラスなど、和のテイストを感じさせる谷口吉生独特のデザインの粋です。中に入ると3階まで吹き抜けの広々としたエントランス・ホール。展示室は1~3階に13室に分かれていますが、観覧しやすい明解な配置でした。

今回の展示は「丹後の仏教美術」。1階展示室に入ると、千手観音立像(重要文化財・平安時代)をはじめ、阿弥陀如来坐像、大日如来坐像など、京丹後市縁城寺の大きな仏像の数々が厳かに安置され、思わず手を合わせてしまいました。その他2階、3階展示室にも重要文化財を含む多くの仏画、絵巻物などが一堂に集められた圧巻の展示でした。toriIMAG1881

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